/（ルート）の一部を別ディスクに移動

今回はOS起動時に自動mountで作成したファイルシステムを/varとして使用するようにシステムを変更する。まず レスキューモードでの起動してコピーする。

作業前の状況確認

# mount -t xfs
/dev/mapper/centos_adam-root on / type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
/dev/mapper/test-lv01 on /work type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
(以下省略)

今回は/workにマウントされている/dev/mapper/test-lv01を/varとして使用する。

移動作業

ファイルシステムのコピーを行う。

# cp -av /var/* /work

-a

-dR --preserve=allと同様

-d

--no-dereference --preserve=links と同様

--no-dereference

コピー元にあるシンボリックリンクをたどらない

--preserve=links

指定した属性を保持する

-R

再帰的にディレクトリをコピー

--preserve=all

指定した属性を保持する

-v

実行内容を表示

コピーしたファイルシステムをOS起動時に/varとしてマウントするように設定する。

# cp -pi  /etc/fstab /tmp/
# vi /etc/fstab
# diff  /etc/fstab /tmp/fstab
12c12
< /dev/mapper/test-lv01 /var    xfs     defaults        0       2
---
> /dev/mapper/test-lv01 /work   xfs     defaults        0       2
#

作業後の状況確認

OSを再起動して正常に起動することを確認する。

# mount|grep var
/dev/mapper/test-lv01 on /var type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
#