/(ルート)の一部を別ディスクに移動

今回はOS起動時に自動mountで作成したファイルシステムを/varとして使用するようにシステムを変更する。まず レスキューモードでの起動してコピーする。
作業前の状況確認

# mount -t xfs
/dev/mapper/centos_adam-root on / type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
/dev/mapper/test-lv01 on /work type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
(以下省略)
今回は/workにマウントされている/dev/mapper/test-lv01を/varとして使用する。

レスキューモードでの起動

レスキューモードでの起動

レスキューモードでの起動を参考にした。

  • GRUB2のboot画面でeを押し編集画面に入る
  • linux16かlinuxefiの行の最後にsystemd.unit=rescue.targetを追記。ctrl+eで行の最後に移動できる
  • ctrl+xでこのパラメータで起動する
起動すると以下の入力画面になる
Welcome to rescue mode! Type "systemctl default" or ^D to enter default mode.
Type "journalctl -xb" to view system logs. Type "systemctl reboot" to reboot.
Give root password for maintenance
(or type Control-D to continue):rootのパスワードを入力
#

OS起動時に自動mount

xfsのフォーマットで/dev/mapper/test-lv01に作成したファイルシステムをOS起動時に自動で/workにマウントする。
自動mount設定

/etc/fstabに以下を記述すればマウントされる。

/dev/mapper/test-lv01   /work   xfs     defaults        0       2
1番目のフィールド
マウントするブロックデバイス
2番目のフィールド
マウントポイント
3番目のフィールド
ファイルシステムの種類
4番目のフィールド
マウントのオプション。defaultsはrw, suid, dev, exec, auto,nouser, asyncの指定と同じらしい
5番目のフィールド
dumpコマンドがダンプする必要があるかどうか
6番目のフィールド
ブート時にfsckがファイルシステムのチェックをする順番を指定。ルートは1、それ以外は2を指定する。

作業後の状況確認

fstabにファイルシステムが記述されている場合デバイスやマウントポイントのみでマウントできる。

# mount /work/
# mount |grep work
/dev/mapper/test-lv01 on /work type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
#
fstabの記述でマウントできたのでOSを再起動しマウントできることを確認する。