PVの作成

ホストに追加したディスク(=/dev/vdb)にLVMのPVを作成する。ディスク全体で1つのPVを作成する。今回はパーティションの操作にはpartedを使用する。

パーティション作成前の状況確認

# parted /dev/vdb
GNU Parted 3.1
/dev/vdb を使用
GNU Parted へようこそ！ コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) p
エラー: /dev/vdb: ディスクラベルが認識できません。
モデル: Virtio Block Device (virtblk)
ディスク /dev/vdb: 8590MB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: unknown
ディスクフラグ:
(parted)

partedでパーティションを表示するコマンドはprintだが一意になる範囲では省略できる。今回はpを使用した。以下でプロンプトが(parted)となっている個所はparted内での作業です。

パーティションの作成

追加したディスクでエラー: /dev/vdb: ディスクラベルが認識できません。というエラーとなったのでまずディスクラベルを作成する。ディスクラベルにはGPTを指定した。

(parted) mklabel gpt
(parted) mkpart プライマリ 0% 100%
(parted)

mkpart

パーティションを作成するコマンド

プライマリ

パーティションの種類を指定する。他にも論理、拡張がある。ディスク内に1つのパーティションしか作成しないのでプライマリを指定する。

0% 100%

パーティションの開始、終了位置を指定する。

さらにこのパーティションはLVMに使用するのでlvmをonに設定する。

(parted) set 1 lvm on

パーティション作成後の状況確認

(parted) p
モデル: Virtio Block Device (virtblk)
ディスク /dev/vdb: 8590MB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
ディスクフラグ:

番号  開始    終了    サイズ  ファイルシステム  名前        フラグ
 1    1049kB  8589MB  8588MB                    プライマリ  lvm

(parted)

PVの作成

作成したパーティション(=/dev/vdb1)にPVを作成する。

# pvcreate /dev/vdb1
  Physical volume "/dev/vdb1" successfully created
#

PV作成後の状況確認

# pvdisplay /dev/vdb1
  "/dev/vdb1" is a new physical volume of "8.00 GiB"
  --- NEW Physical volume ---
  PV Name               /dev/vdb1
  VG Name
  PV Size               8.00 GiB
  Allocatable           NO
  PE Size               0
  Total PE              0
  Free PE               0
  Allocated PE          0
  PV UUID               IiHqxe-JMmx-BswA-R5Co-fQ3h-6ste-qzUQ0D

#

続けてVGを作成する場合はVGの作成を参照する。