パーティションの拡張

partedを使用すれば

# parted /dev/vda resize 2 21.5GB  37.6GB
のようなコマンドでパーティションの拡張ができるらしいと色々なサイト等に記述してある。

だがcentos7の環境ではresizeオプションが無い模様で拡張できない。ちなみにOS、コマンドのバージョンは以下です。

# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.0.1406 (Core)
# parted -v
parted (GNU parted) 3.1
Copyright (C) 2012 Free Software Foundation, Inc.
ライセンス GPLv3+: GNU GPL バージョン 3 あるいはそれ以降のバージョン <http://gnu.org/licenses/gpl.html>
このソフトウェアはフリーソフトウェアです。自由に変更、再配布ができます。
法律が許すかぎり、全くの無保証です。

<http://git.debian.org/?p=parted/parted.git;a=blob_plain;f=AUTHORS> によって作られました。
#

なのでパーティションをいったん削除し、開始位置を変更せず終了位置移動させてパーティションを拡張できないか試しました。

この手順は公式サイトのような場所に記述されているのは発見できませんでした。データが消えたり、壊れたりするかもしれません。テスト環境等で検証の上で自己責任で作業してください。

作業前の状況確認

# parted /dev/vda unit s print free
モデル: Virtio Block Device (virtblk)
ディスク /dev/vda: 73400320s
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:

番号  開始       終了       サイズ     タイプ   ファイルシステム  フラグ
      63s        2047s      1985s               空き容量
 1    2048s      1026047s   1024000s   primary  xfs               boot
 2    1026048s   41943039s  40916992s  primary                    lvm
      41943040s  73400319s  31457280s           空き容量

#
/dev/vda
partedで操作するデバイスを選択
unit s
表示する単位をセクター(=s)に変更
print free
パーティションテーブル等を表示。freeを指定すると>表示する際に空き領域も表示

unit、printは一意になる範囲で省略できる。 今回は番号2を73400319sまで拡張する。このパーティション内はlvm環境の/(ルート)が存在している。セクターで指定しないと拡張時に開始位置がずれる模様。

パーティション削除

# parted /dev/vda
GNU Parted 3.1
/dev/vda を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) rm 2
エラー: パーティション 2 (/dev/vda 上)
に書きこまれましたが、カーネルに変更を伝えることができませんでした。おそらく、使用中だったのが原因だと思われます。そのため、古いパーティション情報がそのまま使われます。さらなる変更をする前に再起動してください。
無視(I)/Ignore/取消(C)/Cancel? i
(parted)
rm
パーティションを削除
2
対象パーティションの番号を指定
パーティション再作成(=拡張)

開始位置は削除前と同じ位置を指定し、終了位置を変更

(parted) unit s
(parted) mkpart primary 1026048 73400319
エラー: パーティション 2 (/dev/vda 上)
に書きこまれましたが、カーネルに変更を伝えることができませんでした。おそらく、使用中だったのが原因だと思われます。そのため、古いパーティション情報がそのまま使われます。さらなる変更をする前に再起動してください。
無視(I)/Ignore/取消(C)/Cancel? i
(parted)
mkpart
パーティションを作成
primary
作成するパーティションの種類(プライマリ)を指定
1026048 73400319
開始位置、終了位置を指定。セクターで指定しないと拡張時に開始位置がずれる模様。
削除したパーティションはlvmフラグがonだったので同様に設定
(parted) set 2 lvm on
エラー: パーティション 2 (/dev/vda 上)
に書きこまれましたが、カーネルに変更を伝えることができませんでした。おそらく、使用中だったのが原因だと思われます。そのため、古いパーティション情報がそのまま使われます。さらなる変更をする前に再起動してください。
無視(I)/Ignore/取消(C)/Cancel? i
(parted)
set
フラグを設定
2
対象パーティションの番号を指定
lvm on
対象フラグ(=lvm)をonに設定

作業後の状況確認

OS再起動後に状況を確認

# parted /dev/vda unit s print free
モデル: Virtio Block Device (virtblk)
ディスク /dev/vda: 73400320s
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:

番号  開始      終了       サイズ     タイプ   ファイルシステム  フラグ
      63s       2047s      1985s               空き容量
 1    2048s     1026047s   1024000s   primary  xfs               boot
 2    1026048s  73400319s  72374272s  primary                    lvm

#

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